水の惑星、地球に生まれたことで感じられる輪廻を描いた水色の連作短歌、水色から自然にシフトし、命の輝きを知っている金色の連作短歌に繋がり、夜をまとった白(あるいは黒)の連作につながっていく様子が美しい。カクヨム短歌賞の参加作品を読んでいるなら、ぜひ本作も味わってみてほしい。