畜産学科の日常を歌った連作短歌であり、農家や畜産学科、食肉加工場で働いていなければ遠くに置かれている「命との向き合い方」の話である。名前を付けないことで別れに備えていても、呼び方は必要だからピヨちゃんと呼んでいる、そのヒヨコの成長とともに、畜産学科の生徒として人間として成長していく様子が感じられて良い連作だった。
畜産のしごとの重みと切なさ、軽やかでありながら型にはめられた学生らしさが、瑞々しく生き生きと描かれた短歌の連作でした。とても素敵な作品だと思いました。銀の匙を思い出しました☺️
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