咲野ひさと

　犬や猫は個性ゆたか。 　その子だけのクセや好みがあって、新たな驚きがありますよね。 　本作は作者様が一緒に暮らすペットを主役にした、実話ベースの物語です。　 　メインはボーダー…続きを読む

　場所は山小屋。 　とある元学生が、世捨て人のような生活を送る事情を語ってくれます。 　聞いてみると……まあ、理解はできます。 　そりゃあチャンスですよ。 　なのに、毎回毎回、…続きを読む

　仮に、二通のラブレターを選べる立場になったとしましょう。 　真っ黒なラブレターなんて選びませんよね？　脅迫文じゃあるまいし。 　しかし……選んじゃった女子高生がいるんです。 …続きを読む

　各話共通のフォーマットに沿った形で記載されています。 　そう。「語られている」のではなく、「記載されている」のです。 　スミダエツコが買った物を追うことで、浮かび上がる彼女の行…続きを読む

　タイトルからお分かりの通り、本作には前日譚があります。 　そこで繰り広げられたのは愛憎メインの人間ドラマでした。 　しかしこちらでは一転、いきなり血生臭い戦闘からスタートします。…続きを読む

　共通する世界観とキャラクターからなる物語を、多数書いておられる作者様。 　そのシリーズ最新作となります。 　他作を既読か未読かで、受ける印象や理解度は異なると思います。 　読者…続きを読む

　前世の記憶ってありますか？ 　ある人もいるかもしれませんが……美琴はハッキリと覚えているんです。 　その数なんと十六回分。 　仏教本来の輪廻転生ですから、人間以外のものばかり…続きを読む

　読んだ後、ゼンメルワイスという大昔の医師を思い出しました。 　患者の高い死亡率を、医師が手を洗うことで下げられるのでは……と考えたこの人。 　しかし彼の主張は医学会には受け入れ…続きを読む

　時代は変わった。 　AI技術は発展を遂げ、特定個人の人格模写さえできるようになった。 　シンギュラリティを越えたのだ。 　では、小説の創り方は？ 　変えざるを得ないだろう。 …続きを読む

　戦略を練り、陣を動かす軍師。 　 　時には味方にすら真意を黙って、とにかく勝利を近づける。 　孤高で、重い責任を持つ立場です。 　相当な知恵者でなければ務まらないでしょう。 　…続きを読む

　担当クラスでやる劇の脚本を一刀両断された奈良橋先生。 　いや、普通の桃太郎なんですけど…… 　昔話でさえ、教頭のミセス福田は許しません。 　なんと言っても彼女はジェンダー、人種…続きを読む

　小林花奈は上京したての大生一年生。 　彼女、やっかいな体質なんです。 　保有する霊力が莫大なのに、視えないんですよね。 　霊力目当てで近づいてくる霊は多いものの、感じられるのは…続きを読む

　霊を降ろせるお父さん（妻命） 　演技派女優なお母さん（美人） 　霊の声が聞こえるメイ（中二） 　霊の姿を視つけるレイ（厨二） 　そんな個性豊かな四人家族が、現世に留まる幽霊の未…続きを読む

　ネットの世界は明暗そうそう。 　気合いを入れて執筆しても、認知度が低いとなかなか読んではもらえない。 　初心者あるあるです。 　しかし人気作家からレビューをもらった瞬間、動き出…続きを読む

　怪談にもお国柄が出ますよね。 　気候がそうさせるのか……日本の物はなんだかジットリと、まとわりつくような冷気を感じます。 　本作は河童の伝承を主軸に抑えたミステリー＆ホラー。 …続きを読む

　ひたすら聞いてもらう。 　アドバイスが欲しいのではなくて、共感してもらうだけでいい。 　つらい時には一番よく効く特効薬となり得ます。 　ただ……用法用量は守ったほうがいいかもし…続きを読む

　あまりに過酷な家庭環境にいた杏奈。 　ある日、夢で見た草原で目が覚める。 　そこでの呼び名はアン。 　あたたかな家庭から突然行方をくらました愛娘だったという。 　望まれぬ子だ…続きを読む

　登場するキャラクターは二名。内藤とヤーコフです。 　内藤だからナイナイなのですね。 　となるとヤーコフは……という主題は脇に置いて、本作の魅力をお伝えしましょう。 　一言で表す…続きを読む

　主人公は、白雪姫の継母である王妃。 　ご存じの通り、魔法の鏡を持っている「元・世界で一番キレイな女」ですね。 　オリジナル同様、義娘を亡き者にしようとアレやコレやと画策中。 　…続きを読む

　健康の小道ってご存じですか？ 　那智石を敷き詰めてあるレクリエーションコーナーのことです。歩けば足ツボに効くということで、公園とかにありますね。 　人によっては激痛ゾーンとなる…続きを読む

　舞台は天人伝説の残る御恵山。 　かつて真面目な青年が足を踏み入れ金塊を得た、という霊験あらたかな地です。 　伝説は現代にも息づいているようで、借金で首が回らなくなった男にもチャ…続きを読む

　最近はタダで手に入るものが増えました。ニュースしかり、データしかり、ソフトしかり。 　本来のサービスを無料で提供する代わり、広告で稼ぐというパターンですね。 　手口はいろいろ。必…続きを読む

　時は大正。 　たった十五年という、短いながら唯一無二の空気を醸した期間。 　明治に流れ込んだ西洋文化が根付き始める一方、江戸以前より続く日本文化も根強く残る。 　新旧両者が混ざ…続きを読む

　鏡よ鏡―――― 　あまりにも有名な魔法の鏡。 　ところで……なぜあれほど正確に、世界で一番を知っていたのでしょう？ 　ええ。鏡越しに膨大な書物を管理してきた『知の番人』だから…続きを読む

　夜中の学校。 　怖いですよね。 　特にナースに追いかけられたりなんてしたら……チビりますよ。ゼッタイ。 　例にもれず、トイレに逃げ込んだ男。 　ここでトラップ発動。 　なん…続きを読む

　新社会人の主人公。 　慣れない仕事と、慣れない都会。 　あの居場所のない、寒々とした感じ。わかる気がします。 　彼は通勤途中、とある女性と出会います。どうやら彼女は駅で迷ってい…続きを読む

　自然界のいろいろな物は、数式で表せるそうです。 　であれば人間関係も、式に置き換えると考えやすいかも。 　友達以上恋人未満。 　Friend ≦ X < Loversという状態…続きを読む

　たった5行の物語。 　なのに葛藤に苦しんで、旅に出て、新たな出会いもあって…… 　ちゃんと冒険しています。 　繰り返しますが、たった5行なのに、です。 　そんなに盛り込める…続きを読む

　グループが解散した後、目的のなくなった元アイドルの香織。 　現状に焦りはするものの、次なる行動はとれません。 　しかし。 　いまは燻っているものの、一度は燃え上がった炎。 　…続きを読む

　主人公はスフィンクス。 　あのナゾナゾ好きで有名な、古代エジプトのモンスターです。 　知性に誇りを持つがゆえ、ナゾナゾを解かれれば死を以て、恥をすすがねばなりません。 　頭脳明…続きを読む

　創作講座を受けた時の体験をシェアしてくれています。 　先生は児童文学で長年ご活躍なさるプロ中のプロ。 　児童文学らしさを学ぶことで、ラノベらしさも見えてくるはず。 　個人的に…続きを読む

　旅行の体験談って、ついつい読んでしまいます。 　上手な人が書いたモノだと、追体験をしながら新しい事も勉強できて非常にオトク。 　本作も実在する風土や料理を扱っていますので、旅行…続きを読む

　世界のなりたちを伝える創世記はあまた。あらゆる地方に残っています。 　そして今回、最新にして究極のバージョンが発見されました。 　地球平面説、つまり地球はダダっ広いと提唱する本…続きを読む

　投稿されたWeb小説。 　作者はなんと……永野よる。 　そう、「あの」シナリオライターです。 　読者である主人公と語り掛けてくる声が主体になって進むストーリー。 　二人称とい…続きを読む

　そんなね、変な魔方陣に手を出すから悪いんですよ。 　呼ばれる身にもなってくださいな。毎回おんなじ説明させられて。 　なのに肌が緑だとか、かわいくないとか。言いがかりにも程があり…続きを読む

　これまで人類は夢を実現すべく、技術を発展させてきましたね。 　そして2300年代。ついに悲願を叶えます。 　もうバラ色。向かうところ問題なし。 　――――ホントに？ 　夢を…続きを読む

　もちろん将棋の戦法の話です。 　プロ棋士は狭き門。26歳までに昇格しないと、退会決定なのだとか。 　主人公の内藤は、夢を叶えられるかの最終年。 　不振の成績、台頭する若い才能…続きを読む

　さまざまな作品に登場する悪役。 　読者に主人公への肩入れをしてもらいたいからか、彼ら（彼女ら）の悪行はエスカレート気味。 　加えてその行動原理には、ハテナがつく物も多い。 　…続きを読む

　ポスター、好きな人にはたまりませんよね。 　 　貼っておけば、憧れのスターを部屋にいながら見放題。 　壁じゅうを埋めつくす気持ちもわかります。 　でも待って。 　こんなことが…続きを読む

　寝不足で朦朧としつつも作業をすすめた経験、皆さんにもあるハズ。 　朝になると、いつの間にか準備ができているというパターンです。 　あれ、ホントは妖精が手伝ってくれたのかもしれま…続きを読む

　主人公は酸素。そう、空気の構成要素そのもの。 　 　考えてみたら最強です。 　ダメージを負うという概念すらなく、姿形は変幻自在。 　他分子と結合して、多少変化することはあっても不…続きを読む

　心霊現象で有名な廃墟ホテル。 　本作はロケの一行を襲った実録となります。 　オカルトも怖いですが、人間も怖い。 　有名になりたい願望。 　笑わせたい願望。 　いい映像を撮りた…続きを読む

　今よりディストピアな雰囲気のある近未来。 　主人公の優華は妖精の卵を購入する。 　ほんの気分転換、インテリア感覚で。 　 　それは観賞用に作られた、たった三日の命。 　鳴き声に…続きを読む

　評論文のテストのような雰囲気でスタートして、最後に問いが出されます。 　その時に気づくでしょう。 　やられた、と。 　とはいえ文章自体も読み応えがあって、たいへん勉強になる内…続きを読む

　源氏物語しかり、方丈記しかり。 　古文の授業で出てくる定番ですよね。 　でも当時は普通の文章だったのです。科目で言えば現代国語。 　――では、いつから古文に変わるのでしょう？…続きを読む

児童向けのファンタジーを書こうとしている作家の主人公。 ファンタジーですから――――そう、妖精さんが出てきます。 そこに丁度、登場したのはご本人。 実際の生態を知り尽くす、妖精の…続きを読む

同じ世界観でKACを乗り切る作者の第三弾。 今回もヤツら……出てきます。 本作と共にオススメしたいことがあります。 それはサービスを受けたら、その経費の出どころを考えてみること。…続きを読む

　小学生くらいまで、よくできましたシールって有りましたよね。 　大人になってからも、それを心の中で続けている女の人の話です。 　もちろんシールをくれるのは先生じゃありません。恋人…続きを読む

「縦ドリルな髪型の人って、どうして意地悪するんだろうね？」 「悪役だから？」 「説明になってないよ。彼らなりの行動原理を決めないと、底が浅いゲームと言われてしまう」 「でも予算が……続きを読む

　時代は現代。 　暴君は出てきません。石工も出てきません。 　しかし彼は行かねばならぬのです。 　走れないなら歩いてでも。 　立てないなら這ってでも。 　そこまで彼を突き動かし…続きを読む