概要
追放された少年とサメの着ぐるみ少女は、鬼に憑かれた勇者PTへ逆襲する!
出雲桃太は、異界の怪物と戦う為の〝鬼の力〟に馴染めず、劣等生のレッテルを貼られて勇者PTを追放された。「〝鬼の力〟がないキミだからこそ持つ、特別な才能があるはずだ」
軍事大国の新型兵器暴走により、地球各地に異形の怪物が湧き出す異界迷宮〝カクリヨ〟が出現。
世界各国は迷宮よりもたらされた資源と〝鬼の力〟と呼ばれる技術を利用して、モンスターの侵攻に対抗していた。
しかしその〝鬼の力〟こそ、使用者から正気を奪い、怪物に変貌させ、勇者パーティを狂気のクーデターに駆り立てる悲劇の元凶だった?
「我々は大義のために、日本政府と愚民どもを抹殺する。劣等生など真の仲間ではない!」
辛くも命を保った出雲桃太は、ダンジョンの奥底で、サメの着ぐるみをかぶった銀髪碧眼の少女と出会い、〝鬼の力〟に対抗
軍事大国の新型兵器暴走により、地球各地に異形の怪物が湧き出す異界迷宮〝カクリヨ〟が出現。
世界各国は迷宮よりもたらされた資源と〝鬼の力〟と呼ばれる技術を利用して、モンスターの侵攻に対抗していた。
しかしその〝鬼の力〟こそ、使用者から正気を奪い、怪物に変貌させ、勇者パーティを狂気のクーデターに駆り立てる悲劇の元凶だった?
「我々は大義のために、日本政府と愚民どもを抹殺する。劣等生など真の仲間ではない!」
辛くも命を保った出雲桃太は、ダンジョンの奥底で、サメの着ぐるみをかぶった銀髪碧眼の少女と出会い、〝鬼の力〟に対抗
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!邪なる"鬼"を、祓い清めよ
まず驚かされるのはその世界観。
軍事大国の新兵器暴走により現出した異界、その名もカクリヨ(幽世)。この時点でかなりSFチックかつぶっ飛んだ内容だが──なんとこの世界のモチーフ、史実である。
八王の乱──魏・呉・蜀の三国時代を終結させた司馬一族の西晋。その滅亡の切欠となった出来事が本作の世界観の基盤となっているのである。
"鬼"の力に魅入られた人間というものの醜さたるや尋常ではなく、或る意味モンスターよりも醜悪で悍ましい。一人また一人と、異形に立ち向かう為の"鬼"の力に溺れてゆく様はファンタジーだと言うのに妙にリアルだ。
"鬼"の力に馴染めなかった持たざる者であったが故に、力に溺れるこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この語り、作者固有のスキルか。いや、もはや“芸”の域に達している。
語りが凄い。連載が現在424話更新中で、当然、登場人物もごまんといる。なのに読んでいて、「こいつ、誰だっけ」とはならない。その点について作者は相当気を使っているはずだ。
綴る言葉もリズミカルでスラスラ読めてしまう。連載初めは技術を駆使していたって感じだけど、今や作者固有のスキル、いや、“芸”まで昇華している。
ストーリーも少年紙を思わせる造りで、戦いがあって、終わったら大団円、ヒキがあって新たな強敵。そして、それに伴う主人公の成長。敵より弱い状態で敵に挑んで、最後にはその敵を上回る。
かっけー。マジでエンターテーメント。しかも、ほぼ毎日更新でストレスを感じさせない文字数。通勤中、通学中…続きを読む