こころ焦がすようなウソだった

　夏休み。祖母に傾聴ボランティアへ連れ出された志布志幸子（しぶし　さちこ）は、事故のせいで首から下が動かなくなった金子美咲（かねこ　みさき）の退屈な話を聴くことに。だがその最中、美咲の読書感想文を見て閃いたのだ。書きあぐねていた宿題、これを丸写しにすれば！　しかし提出した読書感想文がコンクールで賞を取ってしまって……

　幸子さんは自分が働いた悪事のせいで文学少女を演じるはめに陥ります。ウソを突き通すため美咲さんに頼り、それこそウソでウソを塗り固めた日々の果て、自分のついたウソと対峙するわけですよ。

　この“ウソ”を中心に据えたシンプルで太いストーリーラインがすばらしいのです。でも、間に置…続きを読む

描かれているのは、
まさに「こころ焦がすようなウソ」です。

他の人も書いていますが、とても読みやすく描かれています。
すぐに読み終わるのに、ずっと心の中に残る作品です。

ぜひ、ご一読下さい。

ちょっと泣いちゃった。

テーマが明確でわかりやすい。文章も読みやすい。

でも、内容はとても考えさせられる。

嘘から出た実、嘘も方便など嘘が付くことわざは色々あります。

主人公の女の子は、入院中の女の子の読書感想文を自分が書いたようにして、学校に提出し、コンクールで賞をとってしまう。

また授業で作文を書かなければいけなくなる。主人公は嘘を重ね、嘘を突き通してしまうのか…。

主人公をはじめ、登場人物の女の子たちが生き生きと書かれていて、とても理解しやすく読みやすい作品になってます。

ぜひ、皆様も読んで見て下さい。
おすすめで❣❣

一話からなかなか曲者感を出す主人公が、寝たきりの少女と出会うことをきっかけに変わっていく物語です。
後先考えず嘘をつく危ない主人公と、そんな彼女へとんでもない提案をする寝たきり少女の行きつく先はどこになるのか。

最後まで読めば、夏の焦がすような熱さ感じること請け合いです。

物語はまだ途中ですが、これからどんなお話になって、どんな結末を迎えるのか楽しみ。

小さな嘘から始まった２人の女の子の心のふれあいが、とても微笑ましくて、少し切なくて、もっとみていたい気持ちでいっぱいです。

個人的には幸せな結末を望みますが、あたたかく見守りたいと思います。