物語の始まりの大切さやキャラクター設定の迷い、伏線やどんでん返しへの期待など、創作にまつわる葛藤と希望を繊細に描いています。日常の繰り返しや言葉へのこだわり、作品の儚さも表現されており、書き続けることへの強い意志が感じられます。創作者の心情が等身大に伝わる、共感を呼ぶ魅力的な作品です。
学生時代の少し鬱屈した感情や、やり場のない衝動を文学や物語にからめて上手に短歌にしている作品だと思いました。十作全部素敵な作品で、なおかつ文学という共通点で上手くまとまっていて連作として上手だと思います
この短歌は、人生を物語に例えたものだろうか。全体的に人生の悲しい場面を描写したものと思われるものが多いのが特徴である。その中でも、次の一首はこの作品を象徴してるといえるだろう。伏線はまるでないけど信じてる どんでん返しのような合格このような経験、多くの人があるのではないだろうか。そんな共感性が高い作品であった。
もっと見る